野生状態のヒシムネカレハカマキリを発見し撮影する事が、今回の旅の、恐らくはかなうであろうと予想していた願望であった。が、しかし、いくらジャングルを探し回っても全然みつからない。

本種はヒョウモンカマキリと並んで現地の人が頻繁に売りに来るカマキリなので、実際にありふれた種類だと実感はするのだが…。



結局、4日間探し回ってはみたが完敗…。買った個体でやらせ撮影(↑)が関の山(苦笑)。

もはやこれまでと、最終日に売りに来た現地の人に片言のマレー語と必死のゼスチャーで、どういう場所に居るのか聞いてみたら(当然のことながら、珍種だと居場所は簡単に教えてくれないらしい)、「普通に草に止まっているよ」とニコニコしながらあっさり教えてくれた。

…ああ、そうですか、そうですか(涙)。

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▲未練がましくホテルに持ち帰って撮影。

カマキリに関してはオスだらけだった今回の旅の間、本種だけは一度もオスを見なかったのが少々気になった。自分はどんな小さなカマキリでも向こうの言い値で買っていたので、現地の人がみつけたら、自分の元へ持って来ないはずはないのだが。